SBI証券 つみたてNISA おすすめ銘柄5選

つみたてNISAの銘柄を選ぶポイント

Q.つみたてNISAで投資する銘柄はどうやって選べばいいの?

 

A.つみたてNISAの銘柄は、自分の投資スタイルやリスク許容度に応じて選びましょう。

よくわからない場合は、リスクを抑えて投資しやすい銘柄がおすすめです。

 

つみたてNISAの銘柄を選ぶ際にチェックしたい3つのポイントを紹介します。

 

1.投資先をチェックする

銘柄を選ぶときは、何に投資を行って利益を目指す投資商品なのかを確認しましょう。

 

どこに投資するのかは、投資信託の説明ページに記載されています。

 

これから成長が見込める投資先に投資している投資信託を選ぶことで、

 

大きなリターンを期待できるでしょう。

 

とはいえ、未来を正確に知ることは誰にもできません。

 

初心者で、自分では選べないという方もいるでしょう。

 

投資先を決められないときは、

 

全世界の株式に投資する投資信託がおすすめです。

 

世界全体の経済が成長していけば利益が期待できます。

 

また、国際株式と国内株式に加え、

 

国際債券や国内債券にも投資する「バランスファンド」と呼ばれる投資信託もあります。

 

債券を加えることで、さらにリスクを分散することが可能です。

 

何に投資するのかをチェックして、

 

自分のリスク許容度や将来の予測に応じた投資先を選びましょう。

 

※リスク許容度とは?

投資をするにあたって、どの程度リスクを許容できるかの基準です。

 

ハイリスクでも大きなリターンを期待できる投資先が良いのか、

 

リターンが少なくてもリスクを抑えたいのか考えてみましょう。

 

2.手数料が低い銘柄を選ぶ

投資利益のうち、手元に残る金額をできるだけ多くするためには、

 

手数料を抑えて運用するのが効果的です。

 

つみたてNISAで購入できる投資信託は、

 

すべて販売手数料が無料の「ノーロード」と呼ばれる商品です。

 

しかし、投資信託保有しているだけで信託報酬と呼ばれる費用が発生します。

 

信託報酬は保有財産から自動的に差し引かれるので、

 

現金で支払う必要はありませんが、投資を行う際は意識する必要があるでしょう。

 

また、解約(売却)時に信託財産留保額がかかる投資信託もあります。

 

一概に手数料が低ければ良いとは言えませんが、

 

特に初心者の方は、できるだけ手数料が低く、

 

効率の良い投資ができる投資信託を選ぶのがおすすめです。

 

3.総資産総額が大きい銘柄を選ぶ

純資産総額が大きい銘柄は、

 

潤沢な資産を元に効率の良い投資ができると考えられます。

 

反対に、純資産総額が少ないと経費率が高くなり、

 

投資に回せる資金が少なくなってしまうでしょう。

 

純資産総額が大きければそれだけ多くの利益を得られるというわけではありませんが、

 

あまり小規模な投資信託は避けた方が良いでしょう。

 

なお、純資産総額が大きくなくても、

 

マザーファンドを通して投資を行うファミリーファンド方式の投資信託であれば、

 

幅広い投資先への分散投資が可能です。

 

SBI証券でおすすめの銘柄5選

SBI証券でおすすめのつみたてNISA銘柄は?

 

SBI証券では、毎週と毎月のつみたてNISA買付金額ランキングや

 

つみたて設定件数ランキングを公開しています。

 

初心者の方は、ランキング上位の人気銘柄への投資を検討してみましょう。

 

SBI証券・月間積立設定件数(つみたてNISA)ランキング上位5銘柄

上位5銘柄には、SBIアセットマネジメントが運用するファンドが3本入っています。

 

同じS&P500や全世界株式に投資する投資信託でも、

 

上の表を見て比べると三菱UFJ国際投信が運用するファンドよりも、

 

SBIアセットマネジメントが運用するファンドの方が信託報酬は低めです。

 

純資産総額はどれも100億円を超えており、十分と考えられます。

 

トータルリターンや希望する投資スタイルに合わせて選びましょう。

 

リスクを分散させて幅広く投資するなら

 

「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」がおすすめです。

 

SBI-SBI・V・S&P500インデックスファンド

 

アメリカの主要株式約500銘柄で構成される

 

S&P500指数に連動する値動きを目指す投資信託です。

 

SBIアセットマネジメントが運用会社で、

 

ネット証券会社では、SBI証券のほか、

 

auカブコム証券やマネックス証券などで取り扱いがあります。

 

アップル、マイクロソフト、アマゾンといったアメリカの大型株で構成されており、

 

これらの企業の業績が今後も成長を続けていけば、投資利益を期待できます。

 

アメリカの経済成長に期待している方のうち、

 

安定性の高い大型株に限定して投資を行いたい方におすすめです。

 

三菱UFJ国際-eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)

積立設定件数ランキングの2位は、

 

三菱UFJ国際投信の全世界株式に投資する投資信託です。

 

eMAXIS Slimシリーズは取り扱っているネット証券会社も多く、

 

人気が高い投資信託です。

 

SBI証券のつみたてNISA月間積立件数ランキング(2022年10月)でも、

 

上位10銘柄のうち5銘柄をeMAXIS Slimシリーズが占めています。

 

eMAXIS Slim全世界株式は世界全体の株式に投資するため、

 

アメリカだけが経済成長をするとは限らないと考えている方にもおすすめです。

 

ただし「全世界株式に投資する」といっても、

 

現状では投資先の61.4%がアメリカとなっています。

 

アメリカに投資する投資信託と全世界株式に

 

投資する投資信託の両方に積み立てを行って分散投資をする」

 

といった買い方をする方もいますが、

 

投資先の多くがアメリカである点は意識しておく必要があるでしょう。

 

三菱UFJ国際-eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

3位は、2位と同じくeMAXIS Slimシリーズの投資信託です。

 

1位のSBI・V・S&P500インデックス・ファンドと同様に、

 

S&P500株価指数に連動する値動きを目指す投資信託です。

 

どちらに投資するのかは、それぞれの方の考え方次第でしょう。

 

多くの証券会社で取り扱われていて、

 

純資産総額が多いのはeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)です。

 

一方、信託報酬はSBI・V・S&P500インデックス・ファンドの方が

 

やや低く設定されています。

 

トータルリターン(3年)は

 

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の方がやや高くなっていますが、

 

設定来の値動きやS&P500指数との乖離がどの程度出ているかなども見て

 

選ぶのがおすすめです。

 

とはいえ、同じ指数に連動を目指す投資信託ですから、

 

どちらを選んだとしても、得られる利益が大幅に変わることはありません。

 

SBI-SBI・V・全米株式インデックス・ファンド

SBI・V・全米株式インデックス・ファンドは、

 

アメリカのほぼすべての株式を網羅した指数に連動する値動きを目指します。

 

S&P500株価指数が、

 

アメリカの代表的な500銘柄に限定した指数であるのに対し、

 

こちらは小型株を含むすべての銘柄で構成されています。

 

大型株だけでなく小型株にも幅広く

 

分散投資ができるというメリットがある反面、

 

大きな成長を望みにくい株式にも投資することから、

 

トータルリターンが低くなる可能性があるという難点もあります。

 

大企業に限らず、アメリカ全体の経済が成長していくと考える場合や、

 

大企業に限定した投資にリスクを感じる方は、

 

全米株式インデックスファンドを選ぶメリットがあるでしょう。

 

SBI-SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド

全世界株式に対して投資をする投資信託です。

 

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)と特徴は同じですが、

 

連動を目指す指数は異なります。

 

とはいえ、SBI・全世界株式インデックス・ファンドも、

 

構成銘柄の2分の1以上はアメリカとなっており、

 

アメリカに対する投資割合が大きい点は同一です。

 

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)と

 

どちらが良いか一概に言うことはできませんが、

 

信託報酬やトータルリターンなどを元に検討しましょう。

 

なお、純資産総額は本記事で紹介した5銘柄の中で最も低くなっていますが、

 

特に問題視する必要はありません。

 

繰上償還リスクがあるほど低いわけでなければ、

 

一概に総資産が多いほど運用成績が良いわけではありませんから、

 

ほかの特徴を重視して検討しましょう。